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銀の小箱

児童文学・童話作家 かんのゆうこのブログ

『白うさぎと天の音』 東儀秀樹原画展

個展・展示会 新刊

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その音色はもちろんのこと、
存在そのものが、奇跡のように美しい楽器、「鳳笙」-
もし、笙という楽器に出逢わなければ、
聴くことのできなかった音、
届けられなかった想い、
感じることのできなかった気持ちが、
私の中に、たしかにあります。

そんな大切なことに気づかせてくれた鳳笙と、
すべての楽器たちへー
深い感謝と敬意を込めて、この物語を捧げました。」

 

12年前、「光り降る音」という絵本を出版した時に講談社絵本通信に寄せたメッセージです。

日本にはこんなにすばらしい文化があり、1400年ものあいだ連綿と続いているというのに、大人になるまで「雅楽」という名前くらいしかその存在を知らなかった私。

雅楽の持つ宇宙観に感動し、笙の音色や姿の美しさに深く胸を打たれた私は、当時、雅楽関係の本を探しては読み、さまざまな雅楽の舞台にも足を運びました。

今では小学高学年で雅楽を勉強する機会があるそうですが、私の時代には義務教育の中で雅楽を習うことはありませんでした。もしもこどもの頃に雅楽に出会っていたなら、私はもっと早い時期に日本の文化に誇りを持って生きることができたかもしれない…そう思いました。

そんなさまざまな思いがあって、こどもにとって身近な存在である絵本が、雅楽というものに興味を持つひとつのきっかけになってくれたら…そんな願いを込めて、雅楽の楽器からイメージを広げた三つの物語(『光り降る音』『天つ風の音」『星月夜の音』)を書き上げたのです。

 

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今回、新たに出版された「白うさぎと天の音」は、以前絵本として出版した三冊を、縦組みに編成し直して一冊の童話にしたものになります。挿画は雅楽師の東儀秀樹さん。透き通るように繊細な絵、優しい白うさぎを描いてくださいました。

この新刊の出版を記念して、来週7月28日から「白うさぎと 天の音 東儀秀樹原画展」が銀座にある森岡書店さんで開催されます。森岡書店さんは、ギャラリーと書店がひとつになったようなお店で、原画展や写真展などの展示会を開催し、その期間は開催されている展示会に関連する一冊の本しか売らない、という、「一冊の本を売るお店」というコンセプトを持つ素敵な書店さんです。

東儀さんの描いた原画を間近で見られる貴重なこの機会、みなさまぜひお運びくださいね。

 

『白うさぎと天の音』東儀秀樹原画展

2015年7月28日(火)~8月2日(日)13:00~20:00
森岡書店 銀座店
東京都中央区銀座一丁目1-28-15 鈴木ビル1階  
03-3535-5020
 
会場となる森岡書店さんの記事↓

casabrutus.com

kanno-yuko.hatenablog.jp

 

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