読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

銀の小箱

児童文学・童話作家 かんのゆうこのブログ

年を重ねるということ。

日常 エッセイ的な…

今日は免許の更新のために新宿にある東京都庁まで行ってきました。

18歳の時に免許を取得したので、今回の更新は5,6回目かな。実をいうと、30歳くらいの頃からまったく運転をしなくなり、すっかりペーパードライバーな私。それでも5年ごとに更新だけはしています。

免許の更新に必要なものは、届いた更新のお知らせのハガキと、免許証と、更新料三千円。更新が終わり、穴の開けられた以前の免許証の写真と、更新された新しい免許証の写真を見比べると、その変貌ぶりには毎回驚くのですが、今回もやっぱり「わぉ…」と思いました。今年で47歳になる私。新しい免許証の中の私は、しっかり年相応に5年前よりも(かなり)年を取っておりました(笑)。免許更新のついでに、最近合わなくなってきたメガネも新調してきました。いろいろ身体のメンテナンスが必要なお年頃なのであります。

 

f:id:ferienomori:20150831195759j:plain

本当に若い頃は、年を重ねることや若さを失っていくことが、なんだか未知のことでとても怖かったけれど、いつ頃からだろう・・・健康でいられればそれでもう十分、と思えるようになりました。それはたぶん、私より前を歩いている女性で、素敵に生きていらっしゃる方々を見るたびに、力付けられたり励まされたりしてきたからだと思います。

 今年69歳になる女優・歌手のジェーン・バーキンは、以前インタビューの中で「大切にしていることは?」と質問されたとき、素敵な微笑みを浮かべながらこんなことを言っていました。

「微笑むと10歳は若返りますよ。本当です。だからほほえみをばかにしてはいけません。」

 

f:id:ferienomori:20150831193904j:plain

 

若い頃のジェーンバーキンは目の覚めるような美しい女優さんでした。今はあの頃のような若さが創り出す美しさではありませんが、69歳の今でも彼女の笑顔は とてもチャーミングで素敵です。

ジェーンバーキンは、2011年に東日本大震災があったとき、なんとそのひと月後にはフランスから日本に来日し、チャリティーコンサートを開 いてくれました。ひと月後といえば、まだ震災の爪痕が深く残り、原発の影響がいろいろと心配だった時期。

親日家だったジェーンバーキンは、家族に心配されながらも日本へやってきて、「私は今まで日本からたくさんのものをいただいてきました。この時期に日本に来て歌うことは、最低限必要なことです。」とインタビューの中で言い切りました。

そしてコンサート会場で歌うだけではなく、バックミュージシャンもいない中、渋谷のパルコ前にひとりで立ち、アカペラで歌を歌い、募金箱を持って募金を集めてくれたのです。そして求めてくる一人一人の日本人にハグし、たくさんの優しさを分かち合ってくれました。そんな生き方が、今のジェーンバーキンの顔には刻まれています。

 たとえ若さをなくしても年を重ねるごとに、自分の生き方を深めていくことはできる。ジェーンバーキンのことを思い出すたびに、私は年を重ねることの美しさを思い出すのです。

 

(2011年チャリティーコンサート来日時のジェーンバーキンインタビュー)

 


【ELLE TV JAPAN】ジェーン・バーキン『Together for Japan』 - YouTube

 

広告を非表示にする
<