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銀の小箱

児童文学・童話作家 かんのゆうこのブログ

入学試験問題集。

お知らせ 執筆について

 

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私の書いた児童文学「とびらの向こうに」は、今までにいくつかの中学校の入試問題に採用されているのですが、昨日は東京都立三鷹中等教育学校の入試問題(国語)が収録された問題集の見本が出版社から届きました。

全国で行われた全ての入試問題が過去問題集などに収録されるわけではないのですが、それでも今までに6冊の問題集に収録され、そのほかにもさまざまな全国模試や進学塾のテキストなどに使われ続けています。

 

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私は学生の頃、国語の読解問題だけは不思議なくらい得意でした。(あくまでも読解問題だけ)文章中の答えの箇所が、まるで浮き出るように見えてくる感じがありました。小学生くらいの頃までは、「国語の読解問題がわからない」という感覚が、実感としてよくわからなかったほどでした。

逆に、私は数学が大の苦手で、テストのたびに「これ、ほんとに答えがあるのかな?」なんて思っていました。友人たちがすごくいい点数を取っている中、 私だけ「8点」なんていう点を取ったこともありました(笑)しかも「〇」がひとつもないの。あまりにひどい出来の答案用紙に先生が同情してくれたのか、途中まで合って いるいくつかの式に「△」を付けてくれて、それの合計でなんとか8点を取った、という具合でした。

児童文学(短編連作集)の「とびらの向こうに」の中に、数学が大の苦手なのに、どうしても宇宙飛行士になりたいと思っている中田潤という男の子が出 てくる話があります。「星空トライアングル」という物語です。その子が学校の算数のテストで8点を取るシーンがあるのですが、それは私の実体験をそのまま 書いたもの。この「星空トライアングル」は、「とびらの向こうに」に収録されている話の中で一番入学試験の採用率が高く、そのほかにも全国模試、進学塾の問題集などに何度も採用されました。

 

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私自身、とても気に入っている話なのですが、当時、自分で書きながら、「もしも自分だったら、どんなに猛勉強をしても宇宙飛行士になれるほどまでに数学ができるようにはならないだろうな。」と思っていました。それくらい数学とか物理とか、とにかく理数系が苦手だったんですよね。だから、 算数で8点を取ってしまうような理数系の苦手な潤が、実際におとなになって宇宙飛行士になる、ということを、読者のみなさんにどれだけリアルなものとして感じてもらえる のかどうか、心のどこかで少し気になっていました。

ところが最近、宇宙飛行士の油井亀美也さんのこんな言葉をネット上で見かけたのです。(ツイッターより引用)

皆さんは、テストの点数が悪いから等の理由で勉強を嫌いにならないで下さいね。私は大好きな物理で0点をとった事がありますよ(笑)。それでも、嫌いにはな らなかったです。勉強を続けていると、いずれ誰も教えてくれない領域に行き着くので、テストの点より考え方の方が大切になってきますよ。

 

油井さん、物理で0点を取ったことがあるんですねぇ。(親近感・・)でも、ちゃんと夢叶えて宇宙飛行士になることができたんですね。素敵だなぁ。物語の中ではなく、現実にこんな人がいたなんて、すごくうれしかったです。「星空トライアングル」の中で悩んでいた潤も、きっと自分なりの道を辿り、夢を叶えて宇宙飛行士になったに違いありません。

 

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『とびらの向こうに』岩崎書店

【入学試験問題 著作採用歴】

2012年 国立三重大学附属中学校

2013年  東京都立三鷹中等教育学校

2013年 鴎友学園女子中学高等教育学校

2014年  東京学芸大学附属中学校『はりねずみのルーチカ』第1巻)

2014年   大阪・明星中学校

 

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