銀の小箱

児童文学・童話作家 かんのゆうこのブログ

冬の絵本

今日は東京でも、朝から雪が降り続きました。やっと冬らしい寒さがやってきた感じです。

私も今までに何冊か、冬の絵本や児童書を出版してきているので、今日はそれらのうちの3冊をご紹介しますね。

 

『はりねずみのルーチカ 星の生まれた夜』(第4巻)

文:かんのゆうこ 絵:北見葉胡(講談社

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『フェリエの国のクリスマスのお話を書いてください』と編集者さんからオファーをいただいたとき、クリスマスの良さ(パーティーやプレゼントの楽しさなど)を織り込みながらも、フェリエの国独自の世界観と、ルーチカらしい温かくて優しいエピソードを描きたい、という思いがありました。

『クリスマスで本当に大切なことって、いったい何だろう』

そんなことをずっと胸の奥で温めながら書き上げた物語です。

幻想的なクリスマスの情景と、やさしい仲間たちの心が一つになって、とてもフェリエの国らしいクリスマスのお話に仕上がりました。

 

 

『ルララと トーララ クリスマスのプレゼント』

文:かんのゆうこ 絵:おくはらゆめ (講談社

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幼年向きの絵本創作を不得意とするわたしが(幼年向きの絵本って、ほんとーにむずかしいんです)初めてチャレンジした幼年向きの絵本!

二匹の子うさぎ、ルララとトーララが、クリスマス前の日に、サンタさんにお願いするプレゼントを、あれやこれやと考えます。

あれこれ、あれこれ考えているうちに、いつしかその妄想(?)の中に、ふたりは入り込んでいき・・・

さて、うさぎのルララとトーララは、いったいどんなプレゼントをもらうことになるのかな? というお話。

この絵本は、とにかく、おくはらゆめちゃんの描くうさぎがかわいい!二匹のうさぎの果てしない妄想もかわゆいです。ゆめちゃんは、『うさぎのおしりがかわいく描けたのがうれしかった』と言ってくれました。

うさぎのかわいいおしりにも注目の一冊です。

 

 

『ふゆねこ』

文:かんのゆうこ 絵:こみねゆら講談社

 

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四季ねこ絵本シリーズのうちの一冊『ふゆねこ』

お母さんを亡くしたばかりの幼いちさとのもとに、ある日、いっぴきのねこがやってきます。「ふゆねこ」と名乗るその真っ白いねこは、ちさとのお母さんからあることを頼まれて、ちさとのもとへやってきたのでした・・・。

冒頭、いきなり「母親の死」という悲しい現実から始まるこの絵本は、私の姉の死をきっかけにして書いた物語です。当時、私の姉はまだ35歳。姉には2歳と6歳になる子どもがいました。

幼いこどもたちが母親という存在を失ったとき、私たち大人は、いったい何をすれば、何を伝えればいいのか・・・。

その悲しみは当人にしかわからないことだけれど、それでも私は、たったひとつだけ、伝えたいことがありました。

それは、たとえ、おかあさんの身体が消えてなくなってしまったとしても、お母さんがあなたに注いでくれた愛は、けして消えることはないんだよ、ということ。

ふゆねこは、ただ悲しい物語ではなく、暗やみの中にともる優しい灯りのような絵本だと思います。大切な人を失って、暗やみの中にいるすべての人たちの心へ届きますように・・・そんな祈りを込めて書き上げました。

 

 

 

 

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